麻雀でテンパイしたのに待ちが分からず、アガリ牌を見逃してしまった経験はありませんか?特に多面待ちは初心者だけでなく中級者でも判別に苦労する難関ポイントです。この記事では、多面待ちの基礎から実戦的なパターン、瞬時に見抜く判別法、さらに実践問題まで完全網羅。多面待ちをマスターして、あなたの勝率を飛躍的にアップさせましょう。
多面待ちの基本|定義・種類・有利な理由を解説

多面待ちは麻雀の醍醐味であり、同時に多くのプレイヤーが苦手とする分野です。
まずは多面待ちとは何か、なぜ有利なのかを正しく理解することから始めましょう。
基礎知識をしっかり押さえることで、複雑な待ちパターンもスムーズに判別できるようになります。
多面待ちとは?定義と読み方
多面待ち(タメンマチ)とは、3種類以上のアガリ牌がある待ちの形を指します。
多面張(タメンチャン)とも呼ばれ、両者は実質的に同じ意味で使われます。
例えば「2・3・4・5」という4枚の連続牌は、1・4・7でアガれる3面待ちになります。
通常の両面待ちが2種類の牌を待つのに対し、多面待ちは3種類以上を同時に待つため、アガリのチャンスが格段に増えます。
麻雀における待ちの種類には以下があります:
- 単騎待ち(タンキマチ):1種類
- カンチャン待ち:1種類
- ペンチャン待ち:1種類
- 両面待ち(リャンメン):2種類
- シャンポン待ち:2種類
- 多面待ち:3種類以上
このように、多面待ちは待ち牌の種類が最も多い形態であり、実戦では非常に強力な武器となります。
通常の待ち(両面・カンチャン)との違い
通常の待ちと多面待ちの最大の違いは、待ち牌の種類数と出現確率です。
両面待ちは2種類の牌を待ちますが、多面待ちは3種類以上を待つため、単純計算でアガリ確率が1.5倍以上になります。
具体的な比較を見てみましょう:
| 待ちの種類 | 待ち牌の種類 | 最大枚数 | アガリやすさ |
|---|---|---|---|
| 単騎待ち | 1種類 | 最大3枚 | ★☆☆☆☆ |
| カンチャン | 1種類 | 最大4枚 | ★☆☆☆☆ |
| ペンチャン | 1種類 | 最大4枚 | ★☆☆☆☆ |
| 両面待ち | 2種類 | 最大8枚 | ★★★☆☆ |
| 三面張 | 3種類 | 最大12枚 | ★★★★☆ |
| 四面張 | 4種類 | 最大16枚 | ★★★★★ |
また、多面待ちには待ちの見えにくさという戦術的メリットもあります。
対戦相手は両面待ちやシャンポン待ちは比較的予測しやすいですが、複雑な多面待ちは読みづらいため、放銃を誘いやすくなります。
さらに、リーチ後に待ちが変化する可能性もあり、防御側にとっては非常に厄介な存在です。
多面待ちが有利な理由【アガリ率で比較】
多面待ちが有利な理由を、具体的な数値で見ていきましょう。
麻雀の山には各牌が4枚ずつ、計136枚(赤ドラ入りなら140枚)存在します。
両面待ちの場合:2種類の牌を待つため、最大8枚の待ち牌があります(各種4枚×2種類)。
自分と他家の手牌、ドラ表示牌などで数枚見えている場合、実質的な待ち牌は5~6枚程度になることが多いです。
三面張(3種類待ち)の場合:最大12枚の待ち牌があり、実質8~10枚程度残っているケースが一般的です。
これは両面待ちの約1.5~1.8倍のアガリ確率となります。
実戦データによると、以下のような傾向が見られます:
- 両面待ちリーチのアガリ率:約40~45%
- 三面張リーチのアガリ率:約55~65%
- 四面張以上のリーチ:約65~75%
さらに、多面待ちは待ち牌の種類が多いため、他家に切られやすいという利点もあります。
例えば単騎待ちで字牌を待つ場合、その牌が場に3枚切れていれば残り1枚しかツモれません。
しかし多面待ちなら、どれか1種類が切れていても他の種類でアガれるため、安定性が格段に高まります。
参考:多面張のパターン解析 コツを掴んでアガり牌の見分けろ!
覚えておきたい多面待ちパターン10選【牌姿図解付き】

多面待ちには無数のパターンがありますが、実戦で頻出するのは限られています。
ここでは必ず覚えておきたい重要パターン10種類を、牌姿とともに詳しく解説します。
これらのパターンを習得すれば、実戦での多面待ち判別力が飛躍的に向上します。
三面張(サンメンチャン)の基本形と派生
三面張は最も基本的で頻出する多面待ちです。
代表的な形は「2・3・4・5」という4連続牌で、1・4・7の3種類を待ちます。
この形が理解できれば、多面待ちの基礎は完璧です。
基本の三面張パターン:
- 「2・3・4・5」→ 1・4・7待ち
- 「3・4・5・6」→ 2・5・8待ち
- 「4・5・6・7」→ 3・6・9待ち
三面張の派生形として、雀頭(アタマ)が絡むパターンもあります。
例えば「3・3・4・5・6」は、3を雀頭と見れば4・5・6の順子で7待ち、4・5を順子と見れば3・6待ちとなり、結果的に3・6・7の三面張になります。
また、「2・3・4・4・5」も同様に、4を雀頭と見るか順子の一部と見るかで2・3・5待ちの三面張が成立します。

三面張を見抜くコツは、4枚以上の連続牌を見つけることです。
実戦では、この基本形をベースに様々な派生パターンが登場します。
参考:麻雀多面待ち10枚形 全69パターン|ヤマダミキ(仮)
ノベタン(延べ単騎)の形と見分け方
ノベタンは4連続牌による両端単騎待ちで、見た目以上に強力な待ちです。
例えば「2・3・4・5」という牌姿は、1・4待ちのノベタンになります。
一見すると「2・3・4」+「5」の両面待ちに見えますが、実は「2・3」+「4・5」と分解でき、1または4でアガれます。
ノベタンの代表例:
- 「1・2・3・4」→ 1・4待ち
- 「2・3・4・5」→ 1・4待ち(または2・5待ち)
- 「5・6・7・8」→ 5・8待ち
- 「6・7・8・9」→ 6・9待ち
ノベタンの特徴は、単騎待ちでありながら複数の待ち方がある点です。
「2・3・4・5」の場合、「2・3」+「4・5」で1・4待ちとも、「2・3・4」+「5」で1・4待ち(三面張的)とも解釈できます。
ノベタンと三面張の違いは、面子構成の柔軟性にあります。
三面張は明確に3種類を待ちますが、ノベタンは2種類の待ちです。
ただし、ノベタンは両端の牌が来れば確実にアガれるため、実戦では非常に強力です。
見分け方のコツは、4連続牌を見たら「両端どちらでもアガれるのでは?」と疑うことです。
リャンメン+カンチャンの複合形
両面待ちとカンチャン待ちが同時に成立する複合形は、実戦で非常によく見られる多面待ちです。
例えば「2・3・4・6」という牌姿は、1・4待ちの両面と5待ちのカンチャンが重なり、1・4・5の三面張となります。
複合形の代表パターン:
- 「2・3・4・6」→ 1・4・5待ち(両面+カンチャン)
- 「3・5・6・7」→ 4・5・8待ち
- 「1・2・3・5」→ 3・4待ち(両面+カンチャン)
この形の判別ポイントは、1枚飛んだ牌があることです。
「2・3・4・6」のように、連続した3枚+飛んだ1枚の組み合わせを見たら、複合形を疑いましょう。
さらに発展した形として、「2・3・4・5・7」という5枚形もあります。
これは1・4・6待ちの三面張で、「2・3・4」の両面と「5・7」のカンチャン、さらに「4・5」の両面が複雑に絡み合っています。
実戦での注意点:
複合形は一見複雑に見えますが、「順子を作れるパターンを全て試す」という手順で確実に判別できます。
1枚ずつ仮想的にツモってみて、面子が完成するかチェックする方法が確実です。
亜両面(アリャンメン)の待ち
亜両面(アリャンメン)は、一見カンチャンに見えるが実は2種類待ちという特殊な形です。
代表例は「1・2・3」+「3」で、1・2待ちと3待ちが重なり、実質的に1・2・3の三面張(ただし3が2枚使用済み)になります。
正確には「1・2・3」の順子+「3」の雀頭で1・2待ちの両面、または「1・2」+「3・3」で3待ちのシャンポンという解釈です。
亜両面の主なパターン:
- 「1・2・3・3」→ 1・2・3待ち
- 「7・8・9・9」→ 7・8・9待ち
- 「2・3・4・4」→ 2・3・4・5待ち
亜両面の特徴は、端牌(1・9)や字牌が絡むことが多い点です。
「1・2・3・3」のような形では、3が雀頭になるか順子の一部になるかで待ちが変化します。
実戦では見落としやすいパターンなので、同じ牌が2枚ある部分を見つけたら亜両面を疑いましょう。
また、「2・3・3・4」のような形も亜両面の一種で、1・2・4待ちとなります。
これは「2・3・4」+「3」と分解でき、非常にアガりやすい形です。
清一色・混一色で頻出する多面待ち
清一色(チンイツ)や混一色(ホンイツ)では、同じ色の牌が多いため多面待ちが発生しやすいです。
特に7枚、10枚、13枚といった大量の牌を使った複雑な多面待ちが登場します。
清一色での多面待ち例:
- 「2・2・2・3・4・5・6・7」→ 1・4・5・7・8待ち(5面張)
- 「1・1・2・3・4・5・6・7・8」→ 1・2・3・6・9待ち(5面張)
- 「3・3・4・4・5・5・6・6・7」→ 2・3・5・7・8待ち

清一色の多面待ち判別は、塊(かたまり)ごとに分けて考えるのがコツです。
例えば「2・2・2・3・4・5・6・7」は、まず「2・2・2」の刻子を確定させ、残り「3・4・5・6・7」を分析します。
「3・4・5・6・7」は5連続なので、三面張以上が確定します。
さらに、対子が複数ある形は特に注意が必要です。
「3・3・4・4・5・5・6・6」のような形では、どの対子を雀頭にするかで待ちが大きく変わります。
実戦では時間がないため、完璧に判別できなくても「5種類以上待っている」と認識できればOKです。
最大13面待ち!国士無双と九蓮宝燈の特殊形
麻雀で最大の多面待ちは、国士無双の13面待ちです。
国士無双13面待ちは、1・9・字牌13種類を1枚ずつ揃えた形で、どれか1種類をツモればアガれる究極の待ちです。
配牌から13種類の幺九牌が全て1枚ずつ配られるという奇跡的な状況でのみ成立します。
国士無双13面待ちの牌姿:
「1m・9m・1p・9p・1s・9s・東・南・西・北・白・発・中」の13枚
→ 全13種類待ち(最大52枚の待ち牌)
次に多いのが九蓮宝燈(チューレンポートー)の9面待ちです。
九蓮宝燈は「1・1・1・2・3・4・5・6・7・8・9・9・9」+1枚の形で、1~9のいずれでもアガれます。
九蓮宝燈9面待ちの牌姿:
「1・1・1・2・3・4・5・6・7・8・9・9・9」の萬子のみ13枚
→ 1m~9mの9種類待ち
これらの役満での多面待ちは実戦ではほとんど見られませんが、多面待ちの極致として知っておく価値があります。
また、七対子(チートイツ)の場合も、6対子+同じ牌2枚の形で単騎待ちとなりますが、これは1面待ちです。
実戦で重要なのは通常の多面待ちであり、役満の多面待ちは知識として押さえておけば十分です。
多面待ちを瞬時に見抜く3ステップ判別法

実戦では限られた時間で待ちを判別する必要があります。
ここでは、プロも使っている3ステップの判別法を紹介します。
この方法を習得すれば、複雑な多面待ちも数秒で見抜けるようになります。
ステップ1:雀頭を仮定して面子分解する
多面待ち判別の第一歩は、雀頭(アタマ)候補を見つけることです。
テンパイ形は「4面子+1雀頭」の形なので、対子がある場合はそれを雀頭と仮定します。
雀頭仮定の手順:
- 手牌の中で対子(同じ牌2枚)を全て探す
- 各対子を雀頭と仮定し、残りの牌で面子を作れるか確認
- 面子が作れない場合、別の対子を雀頭として試す
- 対子がない場合は、単騎待ちまたはノベタンを疑う
例えば「2・2・3・4・5・6・7」という牌姿の場合:
「2・2」を雀頭と仮定 → 残り「3・4・5・6・7」は「3・4・5」+「6・7」で7または8待ち
「4・5・6」を順子と考え「2・2・3」+「7」 → 1・4待ち
このように、複数の雀頭候補を試すことで全ての待ちを洗い出せます。
特に対子が2つ以上ある場合は、必ず全ての組み合わせを試しましょう。
対子が1つもない場合は、ノベタンや七対子の単騎待ちを疑います。
ステップ2:1枚抜き法で待ち牌を洗い出す
雀頭仮定だけでは判別できない複雑な形には、1枚抜き法が有効です。
これは、待ち牌候補を1枚ずつ仮想的に加えて、面子構成が完成するかチェックする方法です。
1枚抜き法の手順:
- テンパイ形に対して、考えられる牌を1枚ずつ加えてみる
- 加えた牌で「4面子1雀頭」が完成するかチェック
- 完成すればその牌は待ち牌、完成しなければ待ちではない
- 全ての候補牌を試して待ち牌を確定させる
例えば「3・4・4・5・6・7」という牌姿:
- 2mを加える → 「2・3・4」+「4・5・6」+「7」 ✕ 雀頭がない → 待ちではない
- 3mを加える → 「3・3」+「4・5・6」+「4・5・6」 ○ 待ち確定
- 5mを加える → 「3・4・5」+「4・5・6」+「7」 ✕ → 待ちではない
- 7mを加える → 「3・4・5」+「6・7・7」(亜両面形) ○ 待ち確定
- 8mを加える → 「3・4・5」+「4」+「6・7・8」 ○ 待ち確定
結果:3・7・8待ちの三面張
この方法は時間がかかる欠点がありますが、確実に待ち牌を特定できます。
実戦では、明らかに待たない牌(既に4枚見えている牌など)は省略して効率化しましょう。
参考:こんなに簡単だったんだ…麻雀多面待ちを一瞬で把握する裏ワザ
ステップ3:場況を見て有効牌枚数を確認する
待ち牌が判明したら、最後に実際に残っている枚数を確認します。
どんなに多面待ちでも、待ち牌が全て場に切られていれば意味がありません。
有効牌確認のポイント:
- 場に切られている牌を確認(捨て牌・ポン牌・チー牌)
- ドラ表示牌・裏ドラ候補も考慮
- 自分の手牌で使用している枚数を差し引く
- 残り枚数から実質的な待ち牌数を算出
例えば「2・5・8待ち」の三面張で:
- 2mが2枚見えている → 残り2枚
- 5mが1枚見えている → 残り3枚
- 8mがまだ見えていない → 残り4枚
- 合計9枚の有効牌
この場合、理論上は12枚(各4枚×3種類)ですが、実質9枚の待ちとなります。
戦術的判断:
待ち牌の残り枚数によって、リーチの判断や押し引きの基準が変わります。
多面待ちでも有効牌が5枚以下なら、両面待ちと大差ない場合もあります。
逆に、三面張で各種3枚以上残っていれば(計9枚以上)、積極的にリーチを打つべき強い手となります。
実戦では完璧に数えきれなくても、「だいたい10枚くらい残ってる」という感覚で十分です。
【実践】多面待ち練習問題7選|初級〜上級

ここからは実際の問題を解いて、多面待ち判別力を鍛えましょう。
初級から上級まで段階的に難易度が上がるので、自分のレベルに合わせて挑戦してください。
まずは自力で解いてから、解説を読むことをおすすめします。
初級問題(3問):基本の三面張・ノベタン
【初級問題1】
手牌:2m・3m・4m・5m・6p・6p・7p・8p・9p・東・東・東
この手牌は何待ちでしょうか?
解答:1m・4m・7m・5p・8pの5面待ち
「2m・3m・4m・5m」は基本的な4連続形で1m・4m・7mの三面張、「6p・7p・8p・9p」も4連続形で5p・8pの両面(またはノベタン的解釈で5p・8p)です。
「東・東・東」は刻子確定、「6p・6p」が雀頭候補となります。
【初級問題2】
手牌:3s・4s・5s・6s・7s・8s・9s・5m・6m・7m・8m・9m・9m
この手牌は何待ちでしょうか?
解答:2s・5s・8s・4m・7mの5面待ち
「3s・4s・5s・6s・7s・8s・9s」は7連続のため、複雑な多面待ちになります。
「9m・9m」を雀頭とすると、残り「5m・6m・7m・8m」で4m・7m待ち、索子部分は2s・5s・8s待ちとなります。
【初級問題3】
手牌:1p・2p・3p・4p・5p・6p・白・白・発・発・発・中・中
この手牌は何待ちでしょうか?
解答:1p・4p・7p・白・中の5面待ち
「1p・2p・3p・4p・5p・6p」は6連続で非常に多くの待ちがあります。
「発・発・発」は刻子確定、字牌の「白・白」または「中・中」が雀頭候補です。
「白・白」を雀頭とすれば筒子部分+中待ち、「中・中」を雀頭とすれば筒子部分+白待ちとなり、結果的に5面待ちです。
中級問題(2問):複合形の待ち判別
【中級問題1】
手牌:2m・2m・2m・3m・4m・5m・6m・7m・8m・9m・9m・9m・白
この手牌は何待ちでしょうか?
解答:1m・4m・5m・7m・9m・白の6面待ち
「2m・2m・2m」と「9m・9m・9m」は刻子確定で、残り「3m・4m・5m・6m・7m・8m・白」を分析します。
6連続の萬子部分が複雑な多面待ちを形成し、白が単独なので白待ちも加わります。
「3m・4m・5m・6m・7m・8m」は2m・5m・8mまたは3m・6m・9mなど複数の待ちがあり、1枚抜き法で全て確認すると6面待ちになります。
【中級問題2】
手牌:1s・1s・2s・3s・4s・5s・6s・7s・8s・9s・東・東・南
この手牌は何待ちでしょうか?
解答:1s・2s・3s・6s・9s・南の6面待ち
「東・東」を雀頭とすると、索子10枚+南1枚を分析します。
「1s・1s・2s・3s・4s・5s・6s・7s・8s・9s」は非常に複雑な10枚形です。
対子が「1s・1s」のため、これを雀頭候補にするか刻子の一部とするかで待ちが変化します。
全てのパターンを試すと1s・2s・3s・6s・9s+南の6面待ちとなります。
上級問題(2問):清一色の複雑な多面待ち
【上級問題1】
手牌:3m・3m・4m・4m・5m・5m・6m・6m・7m・7m・8m・8m・9m(清一色テンパイ)
この手牌は何待ちでしょうか?
解答:2m・3m・5m・7m・8m・9mの6面待ち
対子が6組もある非常に複雑な形です。
どの対子を雀頭にするかで待ちが大きく変わります。
「3m・3m」を雀頭とした場合、「4m・5m・6m」+「4m・5m・6m」+「7m・8m・9m」+「7・8」で6m・9m待ち。
「5m・5m」を雀頭とした場合、「3m・4m・5m」+「6m・7m・8m」+「6m・7m・8m」+「3・4」で2m・5m待ち。
全パターンを検証すると6面待ちになります。これは上級者でも判別に時間がかかる難問です。
【上級問題2】
手牌:1p・1p・2p・2p・3p・4p・5p・6p・7p・8p・8p・9p・9p(清一色テンパイ)
この手牌は何待ちでしょうか?
解答:1p・2p・3p・6p・7p・8p・9pの7面待ち
この13枚形は最難関クラスの多面待ちです。
対子が「1p・1p」「2p・2p」「8p・8p」「9p・9p」の4組あり、雀頭候補が多数です。
実戦では完璧に判別する必要はなく、「7種類くらい待っている強い手」と認識できればOKです。
このレベルの多面待ちは、1枚抜き法で地道に確認するしかありません。
多面待ちの上達に効果的な練習法

多面待ちの判別力は一朝一夕では身につきません。
しかし、適切な練習を継続すれば、誰でも確実にレベルアップできます。
ここでは実践的で効果の高い練習法を3つ紹介します。
毎日5分でできる「何待ちクイズ」習慣
最も効果的な練習法は、毎日5分の何待ちクイズです。
通勤時間や休憩時間を使って、スマホで手軽に練習できます。
おすすめの練習サイト:
- 「麻雀 多面待ちマスターアプリ」(iOS/Android対応)
- 「何切るドットコム」の待ち問題コーナー
- 「麻雀の雀龍.com」の多面待ち練習ページ
効果的な練習スケジュール:
- 1週目:初級問題(三面張・ノベタン)を毎日10問
- 2週目:中級問題(複合形)を毎日10問
- 3週目:上級問題(清一色)を毎日5問
- 4週目:全レベルをランダムに10問
最初は時間がかかっても構いません。
大切なのは毎日継続することです。
1ヶ月続ければ、明らかに判別速度が上がっていることを実感できるはずです。
また、間違えた問題は必ず復習し、なぜその待ちになるのか理解を深めましょう。
ネット麻雀で実践する待ち確認トレーニング
クイズで知識を身につけたら、実戦形式の練習が不可欠です。
ネット麻雀を活用すれば、時間や場所を選ばず実戦感覚を養えます。
おすすめのネット麻雀サイト:
- 天鳳(てんほう):レベル別で対戦可能、待ち表示機能あり
- 雀魂(じゃんたま):初心者向け、ビジュアルが分かりやすい
- Mリーグオンライン:プロの対局を観戦しながら学べる
実戦トレーニングの方法:
- テンパイしたら、ロンまたはツモの前に自分で待ち牌を予測する
- アガった後、予測が正しかったか確認する
- 間違えた場合は、なぜその待ちになるのか分析する
- 特に多面待ちの局は、牌譜を保存して後で復習する
ネット麻雀の利点は、待ち牌が自動表示されることです。
自分の判別が正しいか即座にフィードバックを得られるため、効率的に学習できます。
最初は低レベル卓で練習し、慣れてきたら徐々にレベルを上げていきましょう。
牌譜検討で多面待ちの見落としをチェック
上級者への最後のステップは、牌譜検討による徹底分析です。
自分の対局を振り返り、多面待ちを見落としていないかチェックしましょう。
牌譜検討のポイント:
- 自分がテンパイした局を全てピックアップ
- 待ち牌を正確に判別できていたか確認
- 多面待ちを見落としていた局があれば、原因を分析
- 同じパターンが出たら次は判別できるようメモを取る
特に重要なのは、アガリ逃しの局です。
「実は多面待ちだったのに気づかず、有効牌を見逃していた」というケースは意外と多いものです。
牌譜検討は週に1回、30分程度でOKです。
検討会への参加もおすすめ:
友人や麻雀仲間と一緒に牌譜を見ながら、「この局は何待ちか」をディスカッションすると、さらに理解が深まります。
他の人の視点や判別方法を知ることで、自分にはない発想を得られます。
オンラインの麻雀コミュニティやDiscordサーバーでも牌譜検討会が開催されているので、積極的に参加してみましょう。
多面待ちに関するよくある質問

多面待ちについてよく寄せられる質問に回答します。
初心者から上級者まで、多くの人が疑問に思うポイントを厳選しました。
Q. 多面待ちの最大は何面待ち?
**A:** 通常の和了形では最大9面待ちですが、役満の国士無双では13面待ちが存在します。
国士無双13面待ちは、1・9・字牌の13種類を1枚ずつ持っている状態で、配牌時にのみ成立する極めて稀なケースです。
通常の役では、九蓮宝燈の9面待ち(1~9のいずれでもアガれる)が最大です。
実戦で最もよく見られる多面待ちは3~5面待ちで、7面待ち以上は清一色などの染め手で登場します。
Q. 多面待ちでフリテンになるケースは?
**A:** 多面待ちの場合でも、待ち牌のうち1種類でも自分の捨て牌にあればフリテンになります。
例えば「2・5・8待ち」の三面張でも、過去に2mを切っていれば、5mや8mでもロンできません(ツモアガリのみ可能)。
これは麻雀のルールで「同一テンパイ内の部分フリテン」が認められないためです。
多面待ちは待ち牌の種類が多いため、フリテンになるリスクも高くなります。
特に長期戦になった局では、序盤に切った牌を忘れてフリテンに気づかないケースもあるので注意が必要です。
対策としては、自分の捨て牌を常に確認する習慣をつけましょう。
Q. 多面待ちは必ずリーチすべき?
**A:** 多面待ちだからといって必ずリーチすべきとは限りません。
リーチ判断は、待ち牌の種類だけでなく、点数状況・残り巡目・場況を総合的に考慮する必要があります。
リーチすべきケース:
- 有効牌が10枚以上残っている
- ドラが乗っていて高打点が期待できる
- 終盤でアガリ優先の局面
- 他家が高そうでブロックしたい
ダマ(リーチしない)を選ぶケース:
- 既に高打点(満貫以上)が確定している
- 待ち牌が危険牌で放銃リスクが高い
- 親番で連荘を狙いたい
- 他家の手が遅く、ダマでも十分アガれそう
多面待ちは確かに強力ですが、状況次第では柔軟な判断が求められます。
Q. 多面待ちと多面張の違いは?
**A:** 実質的には同じ意味で、どちらも3種類以上の牌を待つ形を指します。
「多面待ち(タメンマチ)」は待ちの状態を表す一般的な用語です。
「多面張(タメンチャン)」は、より専門的・技術的な表現として使われます。
麻雀の用語では「〜張(チャン)」は待ちの形を表す接尾語として使われ、「両面張(リャンメンチャン)」「三面張(サンメンチャン)」などがあります。
実戦では「多面待ち」の方が一般的に使われることが多いですが、どちらを使っても問題ありません。
この記事でも、両方の用語を同じ意味として扱っています。
Q. 多面待ちを練習できるおすすめアプリは?
**A:** 多面待ちの練習に特化したアプリとしては、以下がおすすめです。
「麻雀 多面待ちマスター」(iOS/Android)
クイズ形式で多面待ちを学べる専用アプリで、初級から上級まで段階的に練習できます。
解説が丁寧で、なぜその待ちになるのか理解しながら学習できます。
「天鳳」(ネット麻雀)
実戦形式で練習できるネット麻雀の定番で、待ち牌の自動表示機能があり、フィードバックが即座に得られます。
「雀魂」(ネット麻雀)
ビジュアルが美しく初心者向けで、待ち牌表示も分かりやすいデザインです。
これらのアプリを組み合わせて使うことで、知識習得と実戦経験の両方を効率よく積めます。
まとめ|多面待ちを武器にして勝率アップを目指そう

多面待ちは麻雀の醍醐味であり、マスターすれば大きな武器になります。
この記事で解説した内容を振り返りましょう。
- 多面待ちは3種類以上の牌を待つ形で、両面待ちの1.5~2倍のアガリ率を誇る
- 三面張・ノベタン・複合形など、頻出パターンを覚えることが基本
- 雀頭仮定→1枚抜き法→有効牌確認の3ステップで確実に判別できる
- 毎日5分のクイズ練習と実戦トレーニングで判別力は確実に向上する
- 清一色では7面待ち以上の複雑な形も登場するが、完璧な判別よりも「強い手」と認識することが重要
多面待ちの判別は最初は難しく感じるかもしれませんが、継続的な練習で必ず上達します。
まずは基本的な三面張から習得し、徐々に複雑なパターンに挑戦していきましょう。
実戦で多面待ちを見抜けるようになれば、アガリのチャンスが増え、勝率も確実にアップします。
今日から多面待ちの練習を始めて、ワンランク上の麻雀プレイヤーを目指しましょう!


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