「親の点数っていくつだっけ?」麻雀を始めたばかりの方が最も悩む場面のひとつが、親の点数計算です。子と比べて1.5倍になるのはなぜか、ロンとツモで何が変わるのか、満貫以上はどう覚えればいいのか。この記事では、親の点数に関するすべての疑問を早見表・計算式・覚え方まで徹底解説します。実戦でパッと答えられるようになりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
【早見表】親の点数一覧|ロン・ツモ別ですぐ確認

まずは実戦で最も役立つ早見表を確認しましょう。
親の点数は、ロン(他家の捨て牌でアガること)とツモ(自分で牌を引いてアガること)で支払い方が異なります。
以下の表を手元に置いておくだけで、ゲーム中の点数申告がスムーズになります。
親のロン時の点数早見表(30符〜50符)
親のロンアガリ時は、放銃した子が全額を支払います。符と翻の組み合わせで点数が決まります。
| 符\翻 | 1翻 | 2翻 | 3翻 | 4翻 |
|---|---|---|---|---|
| 20符 | (なし) | 2,000 | 3,900 | 7,700 |
| 25符 | (なし) | 2,400 | 4,800 | 9,600 |
| 30符 | 1,500 | 2,900 | 5,800 | 11,600 |
| 40符 | 2,000 | 3,900 | 7,700 | 満貫 |
| 50符 | 2,400 | 4,800 | 9,600 | 満貫 |
![5分で簡単]麻雀の符、点数計算の数え方を解説します(練習問題・早見表)](https://mahjong-item.jp/wp-content/uploads/2022/07/tensuhayamihyo-oya-begginer.png)
30符・40符は特に出現頻度が高い符です。まずはこの2つの符で1〜4翻の点数を暗記しましょう。
※ルールによっては「切り上げ満貫」を採用し、30符4翻を満貫扱いにする場合があります。対局前に採用ルールを確認してください。
親のツモ時の点数早見表(◯◯オール)
親がツモアガリした場合、子3人全員が同じ点数を支払います。これを「◯◯オール」と表現します。
| 符\翻 | 1翻 | 2翻 | 3翻 | 4翻 |
|---|---|---|---|---|
| 20符 | (なし) | 700オール | 1,300オール | 2,600オール |
| 30符 | 500オール | 1,000オール | 2,000オール | 3,900オール |
| 40符 | 700オール | 1,300オール | 2,600オール | 満貫 |
| 50符 | 800オール | 1,600オール | 3,200オール | 満貫 |
例えば親が30符2翻でツモアガリした場合、子3人がそれぞれ1,000点を支払い、親は合計3,000点を獲得します。
満貫以上の点数一覧(満貫〜役満)
満貫以上は符や翻の計算をせず、固定の点数が決まっています。親の場合は以下の通りです。
| 役名 | 親のロン | 親のツモ(オール) |
|---|---|---|
| 満貫 | 12,000 | 4,000オール |
| 跳満 | 18,000 | 6,000オール |
| 倍満 | 24,000 | 8,000オール |
| 三倍満 | 36,000 | 12,000オール |
| 役満 | 48,000 | 16,000オール |
役満の親のロンは48,000点で、ツモなら子3人がそれぞれ16,000点を支払います。
親と子の点数比較表|1.5倍の差を確認
親と子の点数差を具体的に比較してみましょう。
| 条件 | 子の点数 | 親の点数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 30符1翻ロン | 1,000 | 1,500 | 1.5倍 |
| 30符2翻ロン | 2,000 | 2,900(切り上げ) | 約1.5倍 |
| 40符2翻ロン | 2,600 | 3,900 | 1.5倍 |
| 満貫ロン | 8,000 | 12,000 | 1.5倍 |
| 役満ロン | 32,000 | 48,000 | 1.5倍 |

親の点数が子より高い理由|1.5倍になる仕組み

なぜ親の点数は子より高いのでしょうか。ここではその理由と仕組みを詳しく解説します。
親は子の1.5倍|麻雀のルールで決まっている理由
麻雀において、親のアガリ点が子より高く設定されているのはルールとして定められています(端数処理の関係で、常にぴったり1.5倍になるとは限りません)。
この背景には、親と子の役割の違いがあります。
- 親は連荘できる:アガれば再び親になれるため有利な立場
- 親は自風(東)を役として使える:東場の親は風牌「東」が自風になり、刻子(3枚以上)にできれば役になる
- 親はリスクも大きい:放銃・ツモ支払いなどで失点が大きくなりやすい
これらの有利・不利のバランスを取るために、親のアガリ点数は高めに設定されています。
ロンとツモで支払い方が変わる仕組み
親のアガリ方によって、支払い方が大きく異なります。
ロンの場合:放銃した子1人が全額を支払います。例えば30符2翻なら子1人が2,900点を支払います。
ツモの場合:子3人全員が同額を支払います。例えば30符2翻なら子3人がそれぞれ1,000点を支払い、合計3,000点となります。
ロンとツモで合計受取点数が異なるケースもあります。これはツモは「各支払い点」をそれぞれ100点単位に切り上げてから合計するためで、結果としてツモのほうが総取り分がわずかに大きくなる場合があります。
詳しくは以下の動画も参考にしてください。
親被りとは?子のツモで親の支払いが重くなる現象
親被り(おやかぶり)とは、一般に子がツモアガリしたとき、親だけ支払いが重くなる状況を指します。子のツモでは、親の支払いが子同士の支払いより大きくなるため、親の立場では「親被り」として意識されやすいポイントです。
一方で、親がツモアガリした場合は「◯◯オール」として、子3人全員が同額を支払います(例:親の満貫ツモは4,000オール)。

連荘と本場|親の点数が加算されるルール
連荘(れんちゃん)とは、親がアガるか流局テンパイの場合に、同じ人が引き続き親を続けることです。
本場(ほんば)とは、連荘のたびに積み重なるカウンターのことで、一般的なルールでは1本場ごとに合計300点が加算されます。
- 1本場:合計300点加算(ロン時は放銃者が+300点、ツモ時は各自+100点)
- 2本場:合計600点加算(ロン時は放銃者が+600点、ツモ時は各自+200点)
- 3本場:合計900点加算(以降同様)
親が連荘を重ねるほど1回のアガリで得られる点数が増加し、圧倒的に有利になります。対戦相手に親を続けさせないことが重要な戦略のひとつです。
親の点数計算の仕組み|符×翻の基本を理解しよう

早見表を暗記するだけでなく、計算の仕組みを理解しておくとより応用が利きます。
点数計算の基本式|符×翻×親補正
麻雀の点数計算の基本式は以下の通りです。
基礎点 = 符 × 2^(翻数+2)
この基礎点に対して、親の場合は6倍(子の場合は4倍)を掛けて点数を算出し、100点単位に切り上げます。
- 親のロン:基礎点 × 6 → 100点単位に切り上げ
- 親のツモ:子1人あたり(基礎点 × 2)を100点単位に切り上げた金額を、子3人が支払う(=◯◯オール)
例:30符2翻の場合
基礎点 = 30 × 2^(2+2) = 30 × 16 = 480点
親のロン = 480 × 6 = 2,880 → 切り上げて 2,900点
親のツモ(子1人あたり)= 480 × 2 = 960 → 切り上げて 1,000オール
30符・40符が頻出|覚えるべき符の目安
実戦では符の大半が30符か40符に集中しやすいです。
30符になる主なケース:
- タンヤオのメンツ手でロン
- 平和(ピンフ)以外のメンツ手(基本が30符)
40符になる主なケース:
- 役牌の刻子(コーツ)が含まれる場合
- 中張牌の暗刻(アンコー)を含む場合
- 七対子(チートイツ)(25符扱い)以外のやや高符の手牌
まずは30符と40符の1〜4翻を完璧に覚えることが点数計算上達の近道です。

満貫以上は固定点数|暗記すべき5パターン
満貫以上になると符・翻の計算は不要で、点数が固定されます。
親の場合に暗記すべき5パターンは以下の通りです。
- 満貫:12,000点(ツモ:4,000オール)
- 跳満:18,000点(ツモ:6,000オール)
- 倍満:24,000点(ツモ:8,000オール)
- 三倍満:36,000点(ツモ:12,000オール)
- 役満:48,000点(ツモ:16,000オール)
この5パターンを先に覚えておくと、実戦での大きなアガリに即座に対応できます。
実戦で使える!親の点数の覚え方とコツ

点数表を丸暗記するのは大変です。実戦ですぐ使えるコツを伝授します。
まず覚えるべき頻出5パターン
全ての符・翻の組み合わせを覚える必要はありません。まずは以下の頻出5パターンを優先しましょう。
- 30符2翻:2,900点(ツモ:1,000オール) → 最もよく出る基本形
- 40符2翻:3,900点(ツモ:1,300オール) → 役牌アガリで頻出
- 30符3翻:5,800点(ツモ:2,000オール) → リーチ一発などの高い手
- 満貫:12,000点(ツモ:4,000オール) → 高得点の基準
- 役満:48,000点(ツモ:16,000オール) → 最高点として覚える
この5パターンを即答できるようになれば、実戦の大半のケースに対応できます。
子の点数×1.5で概算する方法
子の点数を先に覚えている場合、「子の点数 × 1.5」で親の点数を概算できます。
- 子の2,000点 × 1.5 = 親の3,000点(実際は2,900点)
- 子の8,000点(満貫)× 1.5 = 親の12,000点(完全一致)
- 子の32,000点(役満)× 1.5 = 親の48,000点(完全一致)
満貫以上は端数が出ないため完全一致します。
符・翻の細かい点数は端数が生じる場合もありますが、概算として×1.5を頭に入れておくだけでも十分に実用的です。
語呂合わせで覚える親の点数
語呂合わせを活用すると、点数を楽に覚えられます。
有名な語呂合わせのひとつが「イチゴ・ニック・ゴッパ」です。
- イチゴ(15):30符1翻 = 1,500点
- ニック(29):30符2翻 = 2,900点
- ゴッパ(58):30符3翻 = 5,800点
参考:第4回 親の点数はこう覚えろ!「イチゴ・ニック・ゴッパ」の法則 – note
また、40符の親の点数は以下の語呂でも覚えられます。
- ニーゼロ(20):40符1翻 = 2,000点
- サンキュー(39):40符2翻 = 3,900点
- ナナナナ(77):40符3翻 = 7,700点
語呂合わせは一度ひもづけると長期的に記憶に残りやすいため、積極的に活用してください。
点数計算アプリで練習する方法
頭で覚えるだけでなく、反復練習が点数計算の習得を加速させます。
点数計算の練習に役立つアプリや動画を活用しましょう。
- 点数計算練習アプリ:符と翻をランダムに出題してくれるアプリをスマホで活用
- 麻雀ゲームアプリ:実際のゲームで点数申告を繰り返すことで自然に身につく
- YouTube解説動画:視覚的に学べるため初心者に最適
以下の動画は点数計算を視覚的に学ぶのに最適です。
毎日5〜10分の練習を続けるだけで、1〜2週間で頻出パターンはスラスラ答えられるようになります。
親の点数に関するよくある質問

実戦でよく出る疑問をQ&A形式でまとめました。
親のツモで子が払う点数は?
Q. 親がツモアガリした場合、子それぞれが払う点数は?
A: 親がツモアガリした場合、子3人全員が同額を支払います。これを「◯◯オール」と呼びます。例えば満貫(12,000点)なら「4,000オール」=子3人がそれぞれ4,000点支払います。30符2翻なら「1,000オール」=子3人がそれぞれ1,000点支払い、親の合計受取は3,000点です。
親の役満は何点?ダブル役満の場合は?
Q. 親が役満をアガった場合は何点ですか?ダブル役満の場合は?
A: 親の役満はロンで48,000点、ツモで16,000オール(合計48,000点)です。ダブル役満の場合はその2倍となり、ロンで96,000点、ツモで32,000オールとなります。ただしダブル役満の採用・不採用はルールによって異なるため、対局前に確認が必要です。
親が放銃したら点数はどうなる?
Q. 親が子にロンされた(放銃した)場合、支払う点数は?
A: 親が子にロンされた場合、親は子のロン点数の全額を一人で支払います。子のロン点数(30符2翻なら2,000点)をそのまま親が支払います。つまり子の放銃と同じ扱いです。ただし、子がツモアガリした場合は別の計算が適用され、親は子の倍額(子同士の支払額×2)を負担します。
親流れとは?親が変わる条件
Q. 親流れとはどういう意味ですか?親が変わる条件を教えてください。
A: 親流れ(おやながれ)とは、現在の親が交代することを指します。以下の条件で親が変わります。
- 子がアガった場合
- 親がアガれず流局した際に、親がテンパイしていない場合
逆に親がアガるか、流局時にテンパイしていれば連荘となり、引き続き親の番が続きます。
以下の動画も参考にどうぞ。
まとめ|親の点数は早見表と5パターン暗記で攻略できる

この記事では麻雀の親の点数について、早見表・計算の仕組み・覚え方まで詳しく解説しました。
- 親は子よりアガリ点が高く、ロンは放銃者1人払い、親ツモは子3人のオール払い
- 30符・40符の1〜4翻が実戦の大半をカバーするため、まずここを優先暗記(※ルールにより切り上げ満貫の有無に注意)
- 満貫以上の5パターン(満貫12,000・跳満18,000・倍満24,000・三倍満36,000・役満48,000)は必ず覚える
- 「子の点数×1.5」で概算できるため、子の点数を先に習得するのも効果的
- 語呂合わせ・アプリ・動画を活用すれば短期間でスラスラ答えられるようになる

点数計算を覚えることは麻雀の楽しさを何倍にも広げてくれます。まずは頻出5パターンの暗記から始めて、実戦で少しずつ使いこなせるようにしていきましょう。


コメント