麻雀の点数計算で最も頻繁に登場するのが「30符」です。『なぜ30符が多いの?』『どうやって計算するの?』と疑問に思ったことはありませんか?この記事では、30符の点数早見表から具体的な計算方法、よくある間違いまで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。実戦ですぐに使える知識を身につけましょう。
【30符の点数早見表】子・親/ツモ・ロン別一覧

麻雀の実戦で最も使用頻度が高い30符の点数を、翻数・立場・アガリ方別に一覧表で確認できます。
暗記が苦手な方でも、この表を参考にすれば瞬時に点数を把握できます。
30符は基礎点の計算において「副底20符+メンゼンロン10符」または「副底20符+ツモ2符+その他8符」という構成で成立します。
30符1翻〜4翻の点数まとめ
30符の点数は翻数によって以下のように変化します。
| 翻数 | 子ロン | 子ツモ | 親ロン | 親ツモ |
|---|---|---|---|---|
| 1翻 | 1,000点 | 300/500点 | 1,500点 | 500点オール |
| 2翻 | 2,000点 | 500/1,000点 | 2,900点 | 1,000点オール |
| 3翻 | 3,900点 | 1,000/2,000点 | 5,800点 | 2,000点オール |
| 4翻 | 7,700点 | 2,000/3,900点 | 11,600点 | 3,900点オール |
実戦では1翻(1,000点)と2翻(2,000点)、3翻(3,900点)が特に頻出します。
この3つの点数を優先的に覚えておくと、スムーズに対局を進められます。
ツモ時の支払い点数(子・親別)
ツモアガリの場合、他家が支払う点数は立場によって異なります。
子がツモアガリした場合、親と子で支払い点数が異なる点に注意が必要です。
- 30符1翻:子300点/親500点
- 30符2翻:子500点/親1,000点
- 30符3翻:子1,000点/親2,000点
- 30符4翻:子2,000点/親3,900点
親がツモアガリした場合、全員が同じ点数を支払います(オール)。
- 30符1翻:500点オール
- 30符2翻:1,000点オール
- 30符3翻:2,000点オール
- 30符4翻:3,900点オール
ツモ時の支払いは「親が多く払う」という基本原則を覚えておくと計算しやすくなります。
30符4翻は満貫?切り上げルールについて
30符4翻は本来の計算では7,700点(子ロン)ですが、多くのルールで満貫(8,000点)に切り上げられます。
この「切り上げ満貫」ルールは、点数計算の簡略化と対局のスピードアップを目的として採用されています。
一般的なフリー雀荘や競技麻雀では、30符4翻を満貫として扱うことがほとんどです。
- 30符4翻子ロン:7,700点 → 8,000点(満貫)
- 30符4翻子ツモ:2,000/3,900点 → 2,000/4,000点(満貫)
- 30符4翻親ロン:11,600点 → 12,000点(満貫)
- 30符4翻親ツモ:3,900点オール → 4,000点オール(満貫)
ただし、一部の競技ルールでは切り上げをせず、本来の点数(7,700点)で計算する場合もあります。
対局前にルール確認をしておくと安心です。
参考:麻雀オールスター BS10チャンピオンシップ – ルール
30符とは?麻雀で最も出現頻度が高い理由

麻雀の点数計算において、30符は全アガリの約40〜50%を占める最頻出の符計算です。
なぜこれほど30符が多いのか、その構造的理由を理解すると点数計算への理解が深まります。
符計算の基本|副底20符からスタートする仕組み
麻雀の符計算は、すべての手牌に共通する「副底(フーテイ)20符」からスタートします。
副底とは「基礎となる符」という意味で、どんな手牌でも最低20符が保証されています。
この20符に対して、以下の要素を加算していきます。
- アガリ方:メンゼンロン+10符、ツモ+2符
- 面子構成:暗刻、明刻、暗槓、明槓の符
- 雀頭(アタマ):役牌の場合+2符
- 待ち形:カンチャン、ペンチャン、単騎待ち+2符
最終的に合計した符の1の位を切り上げて、10符単位で確定します。
30符になる3つの代表パターン【手牌例付き】
30符になる手牌には、代表的な3つのパターンがあります。
パターン①:メンゼンロンで順子のみ(ピンフ以外)
副底20符+メンゼンロン10符=30符
例:123m 456p 789s 22z 999s ロン(役:タンヤオ、リャンペーコー等)
ピンフではない(リャンメン待ち以外、役牌雀頭など)ため、メンゼンロンで30符になります。
パターン②:鳴いてロンアガリ(面子符なし)
副底20符+ロン10符=30符
例:123m 456p ポン789s 22z 999s ロン(役:タンヤオなど)
鳴いているためメンゼン加符はありませんが、ロンで10符つくため30符となります。
パターン③:メンゼンツモで面子符8符
副底20符+ツモ2符+面子符など8符=30符
例:123m 456p 789s 111z 22z ツモ(役:役牌)
明刻の中(ヤオチュー牌)で4符、ツモ2符、雀頭2符、カンチャン待ち2符などで合計28符→切り上げて30符。
なぜ30符が最も多いのか
30符が最頻出となる理由は、麻雀の基本戦術が「順子(シュンツ)中心の手作り」だからです。
順子は刻子に比べて作りやすく、面子符がつかないため、副底20符+アガリ符10符で30符になります。
また、多くのプレイヤーがリーチやタンヤオなど、メンゼンまたは鳴きで順子を活用する役を狙うため、自然と30符の出現率が高くなります。
実戦データでは、30符と40符で全アガリの約90%を占めるとされています。
30符・20符・40符の違いと境界線【図解】

符計算において、20符・30符・40符はそれぞれ明確な境界線があります。
この違いを理解すると、点数計算の精度が飛躍的に向上します。
20符になるケース(ピンフツモの例外ルール)
20符はピンフのツモアガリ時のみに適用される特殊な符計算です。
通常、ツモアガリには「ツモ+2符」が加算されますが、ピンフツモは例外的に副底20符のみで計算します。
ピンフの条件は以下の通りです。
- すべての面子が順子
- 雀頭が役牌以外
- 待ちがリャンメン
- メンゼン(鳴いていない)
例:123m 456p 789s 11z 456m ツモ(役:ピンフ、タンヤオ)
この場合、副底20符のみで計算し、20符2翻=1,300点(子ツモ)となります。
一方、ピンフでもロンアガリの場合は、メンゼン加符10符がつくため30符になります。
40符になるケース(暗刻・槓子が入る場合)
40符は、暗刻(アンコ)や槓子(カンツ)が含まれる手牌で発生します。
刻子や槓子は面子符が高く、すぐに符が加算されるため、30符を超えて40符になります。
40符になる代表例
- メンゼンロン+暗刻1組:副底20符+メンゼンロン10符+中張牌暗刻4符+α=40符以上
- 鳴きロン+暗刻2組:副底20符+ロン10符+暗刻8符+α=40符以上
- 明槓が含まれる手牌:明槓だけで4符〜16符加算されるため40符超
例:111m 456p 789s 22z 999s ロン(役:タンヤオ)
副底20符+メンゼンロン10符+中張牌暗刻(111m)4符+ヤオチュー牌暗刻(999s)8符=42符→切り上げて50符
このように、刻子や槓子が入ると一気に符が増えます。
迷ったときの判断基準チェックリスト
実戦で符計算に迷ったときは、以下のチェックリストを順番に確認してください。
- ピンフツモか? → はい:20符、いいえ:次へ
- メンゼンロンか? → はい:副底20符+10符=30符スタート、いいえ:次へ
- 鳴いてロンか? → はい:副底20符+10符=30符スタート、いいえ:次へ
- ツモアガリか? → はい:副底20符+2符=22符スタート
- 刻子・槓子はあるか? → はい:面子符を加算、いいえ:次へ
- 役牌雀頭か? → はい:+2符、いいえ:次へ
- カンチャン・ペンチャン・単騎待ちか? → はい:+2符
- 合計符の1の位を切り上げ → 最終符確定
この順序で確認すれば、ほとんどの手牌で正確に符を判定できます。
30符の計算方法を3ステップで図解

30符の計算は、3つのステップに分けると理解しやすくなります。
実際の手牌を使いながら、順を追って解説します。
ステップ①:副底20符からスタート
どんな手牌でも、計算は副底20符からスタートします。
これは麻雀のルールで固定された「基礎点」であり、必ず加算されます。
例外は一切ありません。
現時点の符:20符
ステップ②:アガリ方の符を加算(ロン10符・ツモ2符)
次に、アガリ方によって符を加算します。
- メンゼンロン:+10符
- ツモ:+2符
- 鳴いてロン:+10符(メンゼン加符なし)
ここで重要なのは、メンゼンロンの場合は「メンゼン加符10符」ではなく「ロン10符」として扱われる点です。
つまり、鳴いていてもロンなら10符が加算されます。
例:メンゼンロンの場合
副底20符+ロン10符=30符
ステップ③:面子・待ち・雀頭の符を合計して切り上げ
最後に、手牌の構成要素から符を加算します。
面子の符
- 中張牌(2〜8)明刻:2符
- 中張牌暗刻:4符
- ヤオチュー牌(1・9・字牌)明刻:4符
- ヤオチュー牌暗刻:8符
- 中張牌明槓:8符
- 中張牌暗槓:16符
- ヤオチュー牌明槓:16符
- ヤオチュー牌暗槓:32符
雀頭の符
- 役牌(三元牌、自風牌、場風牌):+2符
待ちの符
- カンチャン待ち:+2符
- ペンチャン待ち:+2符
- 単騎待ち:+2符
これらを合計し、1の位を切り上げて10符単位にします。
例:副底20符+ロン10符+ヤオチュー牌暗刻8符=38符 → 切り上げて40符
【計算例】実際の手牌で30符を確認
では、実際の手牌で30符を計算してみましょう。
手牌例:123m 456p 789s 55z 234m メンゼンロン(役:タンヤオ)
- 副底:20符
- アガリ方:メンゼンロン+10符
- 面子:すべて順子なので0符
- 雀頭:5索は役牌ではないので0符
- 待ち:リャンメン待ち(234mの2m待ち)なので0符
合計:20符+10符=30符
このように、順子のみでメンゼンロンの場合、ほとんどが30符になります。
30符の点数計算でよくある間違い3選

符計算に慣れていないと、いくつか典型的な間違いをしやすいポイントがあります。
事前に把握しておくことで、誤計算を防げます。
間違い①:ピンフツモを30符で計算してしまう
最も多い間違いは、ピンフツモを30符として計算してしまうことです。
ピンフのツモアガリは例外的に20符として扱われます。
通常のツモは「副底20符+ツモ2符=22符→切り上げ30符」となりますが、ピンフツモは加算符が一切なく、副底20符のみです。
誤り例
手牌:123m 456p 789s 11z 456m ツモ(役:ピンフ、タンヤオ)
❌ 30符2翻=2,000点
✅ 20符2翻=1,300点
ピンフツモは点数が低くなるため、実戦で損をしないよう正確に覚えましょう。
間違い②:符の切り上げを忘れて計算する
符計算では、合計した符の1の位を必ず切り上げるルールがあります。
例えば、合計が28符なら30符、32符なら40符として扱います。
誤り例
副底20符+ロン10符+暗刻4符+待ち2符=36符
❌ 36符として計算
✅ 40符として計算
この切り上げを忘れると、点数が大幅にズレてしまいます。
実戦では、合計した符が30符未満なら30符、30符以上40符未満なら40符、というように自動的に判定しましょう。
間違い③:鳴きロンでメンゼン加符10符をつけてしまう
鳴いている(ポン・チー・カンをしている)手牌では、メンゼン加符はつきません。
ただし、ロンアガリの場合は「ロン10符」が加算されます。
誤り例
手牌:ポン123m 456p 789s 11z 456m ロン(役:タンヤオ)
❌ 副底20符+メンゼン加符10符+ロン10符=40符
✅ 副底20符+ロン10符=30符
メンゼン加符は「鳴いていない+ロン」の場合のみ適用されると覚えておきましょう。
【練習問題】この手牌は30符?3問で理解度チェック

ここまでの知識を使って、実際の手牌で符計算の練習をしてみましょう。
各問題で30符になるかどうか、考えてから答えを確認してください。
問題①:鳴きタンヤオでツモした場合
手牌:ポン234m 456p 789s 55z 234m ツモ(役:タンヤオ)
この手牌は何符でしょうか?
【解答】
- 副底:20符
- アガリ方:ツモ+2符
- 面子:すべて順子で0符
- 雀頭:5索は役牌ではないので0符
- 待ち:リャンメン待ち0符
合計:20符+2符=22符 → 切り上げて30符
鳴いていてもツモなら2符がつき、切り上げで30符になります。
問題②:メンゼンリーチでロンした場合
手牌:123m 456p 789s 22z 345m メンゼンロン(役:リーチ、タンヤオ)
この手牌は何符でしょうか?
【解答】
- 副底:20符
- アガリ方:メンゼンロン+10符
- 面子:すべて順子で0符
- 雀頭:2索は役牌ではないので0符
- 待ち:リャンメン待ち0符
合計:20符+10符=30符
メンゼンロンで順子のみなら、典型的な30符です。
問題③:役牌ポンでロンした場合
手牌:ポン白白白 123m 456p 789s 11z ロン(役:白)
この手牌は何符でしょうか?
【解答】
- 副底:20符
- アガリ方:ロン+10符
- 面子:明刻(白)ヤオチュー牌+4符
- 雀頭:1索は役牌ではないので0符
- 待ち:リャンメン待ち0符
合計:20符+10符+4符=34符 → 切り上げて40符
役牌をポンしている場合、明刻の符がつくため30符を超えて40符になります。
30符の計算をさらに練習する方法

符計算は理論を理解した後、反復練習で体に染み込ませることが重要です。
以下の方法を活用して、実戦で即座に判定できるレベルを目指しましょう。
点数計算アプリで反復練習する
スマートフォン向けの点数計算アプリを使うと、手軽に練習できます。
おすすめの練習方法
- ランダムに生成される手牌で符計算を繰り返す
- 間違えた問題を記録して、重点的に復習する
- 制限時間を設けて、瞬時に判定する訓練をする
アプリは無料のものも多く、通勤時間や休憩時間に気軽に練習できます。
特に30符・40符の境界線を意識しながら繰り返すと、実戦での判断速度が向上します。
オンライン麻雀で実戦しながら覚える
オンライン麻雀(天鳳、雀魂、Mリーグアプリなど)で実戦経験を積むのも効果的です。
実戦では以下のポイントを意識しましょう。
- アガった後、自動計算される点数と自分の予想を照合する
- 30符と判定される手牌のパターンを記憶する
- 対戦相手の手牌も観察し、符の違いを学ぶ
オンライン麻雀なら点数が自動計算されるため、正解をその場で確認できるのがメリットです。
実戦で何度も30符のパターンに触れることで、自然と体が覚えていきます。
まとめ

この記事では、麻雀の30符について点数早見表、計算方法、よくある間違いまで詳しく解説しました。
- 30符は最も頻出する符計算で、全アガリの約40〜50%を占める
- 30符の基本構成は「副底20符+アガリ符10符」または「副底20符+ツモ2符+その他8符」
- ピンフツモは20符、鳴きロンや刻子が入ると40符以上になる
- 符計算の3ステップ:副底20符→アガリ方加算→面子・待ち・雀頭加算→切り上げ
- よくある間違い:ピンフツモを30符で計算、切り上げ忘れ、鳴きロンでメンゼン加符をつける
30符の計算をマスターすれば、麻雀の点数計算の大部分を理解したことになります。
点数計算アプリやオンライン麻雀で反復練習し、実戦で瞬時に判定できるスキルを身につけましょう。


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